故障診断(上級編) maintenance
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部品詳細(2)
故障診断(上級編)の本文に記載した主な部品を画像で紹介しています。本文の補足画像としてご利用
ください。
※故障内容によっては部品の取り外し、調整を行うことで機械のコンディションを悪化させたり、怪我をする可能性
があります。部品の取り外し、調整は自己責任で行ってください。
スターター パワースプリング
- スターターロープを引く力を軽減させるアシスト用のスプリング。
- 各メーカで採用している部品で、形状は異なるがその原理は同じ。
- パワースプリングの交換はASSY交換のモデルと各パーツが供給されているモデルに分かれる。
- 中心部の黒い部品がポール(ツメ)
スターターロープローター
- スターターロープが巻き込まれている部品。
- 軸部分が消耗して動きが悪くなり、ロープの巻取りが不十分になる場合がある。
- ロープローターの下にはローター動かすスプリングが付いている。
スターター ポール(ツメ) スプリング
- フライホイールの切り込みとかみ合わせるための部品。
- ポールが摩耗することにより、フライホイールの切り込みに掛からなくなる。
- 多くは樹脂製もしくは金属製の部品。
スパースプロケット(クラッチドラム)
- クラッチから伝達される動力で駆動する部品。
- クラッチドラムとスプロケットが分離するタイプもある。
- スプロケットはチェンピッチに合った部品を使用する。
- クランクシャフトにはニードルベアリングがついている。
チェンブレーキ
- キックバックが発生した際にブレーキバンドがクラッチドラムを締め付けてチェンの駆動を停止させる装置。
- チェンブレーキは本体に組み込まれているタイプとスプロケットカバーに組み込まれているタイプがある。
- チェンブレーキとクラッチドラムの間にゴミが入り込むため、定期的な掃除が必要になる。