簡単!メンテナンス maintenance
<簡単!メンテナンス Menu>
@ソーチェン取り付け方 A目立て方法 B使用後メンテナンス チェンソー編 C使用後メンテナンス刈払編
Dトラブル「あるある」Eトラブルシューティング F混合燃料のまめ知識
7.混合燃料のまめ知識
2サイクルエンジンに使用する混合燃料のまめ知識です。
1.混合燃料とは
- 2サイクル用のエンジンオイルとレギュラーガソリンが混合されている燃料です。
- エンジンオイルは農林業機械専用のオイルを必ず使用します。
※オートバイ用のエンジンオイル、船外機用のオイルとはオイル特性が異なります。- 混合燃料はそのエンジンオイルで指定されている比率(25:1/40:1/50:1など)で混合されています。
※25:1のエンジンオイルを50:1の比率で混合することはできません。
2.混合燃料の作り方
手順@ 混合燃料を作る容器を用意します。
※燃料容器は必ずキャップ付きの物を使用してください。
手順A エンジンオイルを燃料容器に作る分量を入れます。
手順B 混合比50:1の場合はエンジンオイル100ccに5L のレギュラーガソリンを注ぎます。
※10Lのレギュラーガソリンの場合は200ccのエンジンオイルを使います。
手順C エンジンオイルとレギュラーガソリンを十分に撹拌する。
※容器により撹拌後に燃料が容器内で揮発してキャップを開けた時に燃料が噴き出る
ことがあります。撹拌後の開栓は注意してください。(特に高温時)
※燃料を扱う時は火気厳禁です。
以上で完成です。
(便利用品)
- 混合比率が記載されている混合容器を使えば、より簡単に混合燃料を作ることができます。
(ご注意)
- 少量しか使わないという方にはすでに混合された商品があります。しかも、エンジン内部、燃料
系統の部品を洗浄し、不純物を除去する成分が含まれていますので、使用頻度の少ない方にはお
すすめです。
ペットボトルや洗剤容器を手軽さに魅かれて使用しているユーザーさんを見かけることがあります。
それらの容器は高温時に破裂する可能性もありますので、絶対に使用しないでください。また、ガソ
リンの成分により、容器の成分が溶け出して燃料の品質を落とし、その燃料を継続使用した場合は溶
け出した成分がキャブレター内で固着して始動不良等の故障の原因になります。最悪の場合は異常燃
焼となり、エンジンの焼き付きが発生する可能性もあります。事故防止の為にガソリン燃料専用の容
器をご使用ください。
3.保管方法
- ガソリン燃料を専用とする容器で保管してください。専用容器以外での保管は非常に危険です。絶対に止めましょう。
- 保管時には混合燃料と分かる表示をしましょう。
- 直射日光を避けて風通しの良い暗冷所で保管をしてください。
- ガソリンは空気に触れたことで劣化が始まります。1か月以上に及ぶ保管はしないようにしましょう。
- 保管後の混合燃料は再度使用する際は一度撹拌してから使用してください。