簡単!メンテナンス チェンソー編maintenance
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@ソーチェン取り付け方 A目立て方法 B使用後メンテナンス チェンソー編 C使用後メンテナンス刈払編
Dトラブル「あるある」Eトラブルシューティング F混合燃料のまめ知識
3.使用後のメンテナンス
@スプロケットカバーを外してカバーの内側に付着している木くずを取り除く。
本体を掃除する時にコンプレッサーがあれば楽に行うことができますが、ない場合でも
少し固めの刷毛や歯ブラシ等でも行えます。硬すぎるワイヤーブラシは掃除箇所によっ
ては部品を痛めることがありますので、おすすめしません。
A本体側の木くずも取り除きます。この時スプロケット(ギヤ)の消耗度合を確認しておくと
良いでしょう。また、スプロケットとドライブシャフトの間にあるベアリング部分に注油し
ます。グリースがベストですが、CRC556のような潤滑油でも問題ありません。
Bエアフィルターカバーを外してエアフィルターに付着した木くずも取り除きましょう。
この時注意したいのが、フィルター内側に押し込むようにブラシ等を動かすとフィルターの
木くずをフィルター内側に押し込んだり、メッシュ部分を痛めることがありますので、埃を
振り払うように木くずを取り除きます。フィルターを取外して作業することで楽に行えます。
※コンプレッサーを使う場合も同様に内側に向かってエアを吹き込むことも避けてください。
Cガイドバーの溝に入り込んでいる木くずも薄いドライバー等で取り除きましょう。
D燃料タンク内にある燃料フィルターも写真のように本体の外に出し付着しているゴミを取り
除きます。燃料フィルターを取り出す時に燃料ホースを痛めないように注意してください。
※使用後に燃料フィルターの掃除をすることでキャブレター内にゴミの侵入を事前に防ぐこと
ができます。手間はかかりますが、使用後に実施することをおすすめします。
E使うたびに行う必要はありませんが、たまにはファンハウジングを外してカバーのエアを取り
込む メッシュ部分の木くずの掃除とフライホイールに付着した木くずの掃除をすることでト
ラブルを減ら すことができます。また上記写真のスターターローププーリーの中心部とフラ
ーイホイール側のツメ の可動部に少量の注油を行うことで部品の消耗を防ぐことができます。
@〜Dのメンテナンスはどなたでも可能ですので、機械を調子良く使うためにメンテナンスする
ことをおすすめします。
機械内部のメンテナンスは知識が必要になりますので、これ以上のメンテナンスは販売店に依頼
しましょう。
※怪我防止のため、すべての作業は必ず手袋を着けて行ってください。
4.保管方法
3か月以上機械を使用しない場合の保管方法です。この保管方法を行うことで次回使用する際の始動
不良等のトラブルの大半を防止することができます。手間がかかることではありませんので、忘れず
に行ってください。
ご注意:作業はすべて屋外で行ってください。
- 燃料タンクの燃料を空にします。燃料の処理の問題もありますので、使い切ることがベストです。
- 燃料を使い切れない時はエンジンを始動させてアイドリング状態でストップするまで運転します。
- ソーチェンとガイドバーを外して掃除後にオイルスプレーを吹きかけて防錆する。
※植物油を使用している場合は必ずこの作業を行ってください。未実施の場合はオイルが固ま
りチェンが固着してしまうため、その油を落とすのに大変な手間が必要になります。- シリンダーフィンに付着した不純物を取り除きます。(ここまでやれば最高です。)
- 保管場所は日の当たらない、風通しの良い場所に保管しましょう。
- 保管してある燃料も長期間使用しない場合は各自治体の規則に沿って処分しましょう。
※燃料も長期間保管していると変質して本来の性能を発揮しません。また、その燃料を使用す
すことで機械に不燃物が残ったり、マフラーの詰まり、始動不良等の原因になります。
機械には常に新しい燃料を使うことをおすすめします。